nata studioについて。コラムページを開設しました!
更新日:1月24日

はじめまして、nata studioの武部です。nata studioは小山高専からの同級生である武部と長岡が共同代表を務める建築設計事務所です。
現在では、横浜市の高齢者福祉施設の改装や、千葉県の住宅、長野県のシェアハウス、栃木県の廃校利活用の基本構想など、エリアや規模、ビルディングタイプを問わず様々なプロジェクトが進行中です。
「風土」を大切に場を創造する建築設計事務所。nata studioについて。

私たちは、「風土」を大切に活動しています。「風土」というのは、建築やその周りの町のこと、地域独特の暮らしの総体を指した言葉のことです。
建築というのは単体で成り立つわけではありません。街や自然、地域独特の文化、一人一人異なる暮らしの価値観など、社会や環境・暮らしといった様々な要素とのバランスを取ることが、建築を考える上で大切だと思っています。
徹底的に対話を繰り返し、「風土」とつながる建築を目指す。
nata studioの活動について。

そうした「風土を大切にする」という考えから、私たちはひとえに、図面を引くような設計業務とは言えない、幅広い業務を引き受けています。
様々な活動を通し、町や社会、そして施主や関係者と徹底的に対話を繰り返すことで、その場所にしかない「風土」とつながる建築を目指しています。

具体的な業務内容といえば、例えば、町のリサーチ。町にはたくさんの魅力的な空間や人柄に触れることができ、そうした資源から建築の新しい姿を考えています。
施主の目指しているビジョンと、町とのマッチアップを考える上で非常に重要なフェーズだと思っています。この後出てくる、マスタープランを具体的に計画する上でもとても重要です。

次にマスタープランの作成。基本構想のビジュアル化と言い換えてもいいかもしれません。特にエリアマネジメントのプロジェクトでは、関係者が多いため、みんなが同じ方向を向いてプロジェクトを進めることが重要なわけですが、そうした状況でビジョンの言葉や全体像のイメージを作成し、まだ形のない段階からお手伝いをしています。


そして、建築設計業務です。模型を作り図面を引いていきます。皆さんが想像する建築設計事務所の業務とそう変わりはないかもしれません。
ただ、私たちがとても重要にしているのは対話です。施主要望のヒアリングの場作りから設計業務が始まっています。例えば、自社が開発したサウナで対話するなど、「腹割って話す」場作りに工夫を凝らし、施主の思いを丁寧に読み取っていきます。いつも、私たちの知らない世界に連れて行ってくれる有意義な時間です。
専門家と素人という上下の関係になりがちですが、私たちは常に対等な関係性でものづくりを進めていきたいと思っています。

Commentaires